「患者さんが来ないんです」
整体院・接骨院・治療院の先生に話を聞くと、多くの方がこう言います。でも、ひとくちに「集客の問題」と言っても、詰まっている場所は院によってまったく違います。
「そもそも存在を知られていない」のか。「知られてはいるけど来院されない」のか。「来院されたけど通い続けてもらえない」のか。
この3つは、それぞれ原因も対策も違います。まずは、自分の院がどこで詰まっているのか診断するところから始めましょう。
第1層:そもそも「存在を知られていない」
身体の不調を抱えた人は、まず「地域名+整体」「地域名+接骨院」「腰痛 ◯◯市」のように検索します。このときに表示されなければ、どれだけ腕が良くても見つけてもらえません。
特に開業直後や、テナントの2階・住宅街の院は、通りがかりの集客がほとんどありません。Googleマップに出てこない、口コミもない院は、探している人にとって存在しないのと同じです。
処方箋:まずは「検索・地図で見つかる状態」を作る
Googleビジネスプロフィールを登録・整備しているか。施術内容や対応症状、営業時間が正確に載っているか。「肩こり」「腰痛」「産後骨盤」など、対応する悩みのキーワードが情報に入っているか。お金をかけずにできる土台が整っているかを、まず確認します。
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第2層:知られてはいるけど「来院されない」
地図にも出ている。ホームページもある。でも予約・来院につながらない。これは「信頼の壁」にぶつかっています。
身体を預ける施術は、お客様にとって不安の大きい選択です。「本当に良くなるのか」「痛くないか」「強引に回数券をすすめられないか」。こうした不安を超える材料がないと、初回の予約は入りません。
対応症状の説明が乏しい。口コミがない。施術者の経歴や人柄がわからない。これでは「ここに行ってみよう」とはなりません。
処方箋:「この先生なら大丈夫」と思える材料を増やす
対応する症状と施術の流れを具体的に説明する。施術者の経歴や資格を載せる。患者さんの許可を得た声(口コミ)を増やす。ただし「必ず治る」といった効果を断定する表現は避け、誠実に伝えます。
そしてもうひとつ、最も強い信頼材料は「知人の紹介」です。口コミが少ないうちは、紹介経由で来てもらうのが最短ルート。紹介なら「知り合いが通っていて良くなった」という信頼が最初からある状態で来院してもらえます。
第3層:来てくれたけど「通い続けてもらえない」
新規の患者さんは来ている。でも、症状が少し和らぐと来なくなる。これも多くの院が抱える悩みです。
痛みが強いときは通うけれど、楽になると「もう大丈夫かな」と足が遠のく。本来はメンテナンスで通った方が良い状態でも、つながりが切れると再来院は起きません。
処方箋:来院後の「つながり」を切らさない
次回来院の目安を具体的に伝える。LINE公式アカウントで、状態維持のためのメンテナンス時期にリマインドを送る。施術者からのひとことを添える。「なんとなく行かなくなった」を防ぐだけで、再来院は大きく変わります。
3つの層を同時に改善する「紹介」という仕組み
ここまで3つの層を見てきましたが、実は「紹介」は3つすべてに効く施策です。
第1層(認知):知人が紹介すれば、検索で見つからなくても知ってもらえる。第2層(信頼):「知り合いが通って良くなった」がそのまま信頼材料になる。第3層(再来院):紹介で来た患者さんは信頼ベースで来ているので、メンテナンス来院にもつながりやすい。
「患者が来ない」の原因がどこにあるにせよ、紹介の仕組みを持っておくことは、あらゆる院にとってプラスに働きます。具体的な声かけやLINEの文面は、整体院・治療院の紹介文例集にそのまま使えるテンプレートをまとめています。
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AUTHOR
吉野有翔
FanLoop 代表
「広告に頼らない集客」をテーマに、紹介・口コミを仕組み化するツールFanLoopを開発・運営。配信者と店舗オーナーがファンの力で成長できる仕組みを追求している。