「登録者は多いのに、同接(同時視聴者数)が少ない」。配信を見ていると、よくこう感じます。登録者数と同接は、なぜ一致しないのでしょうか。
当サイト(FanLoop 発見)が掲載する配信者・VTuberのうち、集計時点でライブ配信中だった2,230人について、登録者数と同接の関係を実測しました。数字で見ると、この“ズレ”の正体がはっきりします。
登録者が増えるほど「同接率」は下がる
登録者に対して、同接が何%にあたるか(同接率=同接 ÷ 登録者)を、登録者の規模ごとに出しました。
登録者の規模人数同接の中央値同接率の中央値〜99人705人2人6.45%100〜999人1,024人5人1.96%1,000〜9,999人348人25人1.09%1万〜9.9万人123人147人0.60%10万人以上30人1,370人0.71%
同接率は、登録者が少ないほど高く、大きくなるほど下がります。登録者99人以下では6.45%(登録者の16人に1人が同時に視聴)ですが、1万〜10万人では0.60%(170人に1人)まで低下します。全体の同接率の中央値は2.33%でした。
理由はシンプルです。登録者は、過去の動画やショート、一度きりの視聴でも積み上がっていきます。一方で「いま同時に見に来る人」は、コアなファンに限られます。規模が大きいほど、登録だけして普段は見ないライト層の比率が増えるため、同接率は下がります。
FanLoop 発見
あなたのチャンネル、実はもう載っているかもしれません。
FanLoopの発見サイトには、Twitch・YouTubeで活動中の配信者・VTuberが自動で掲載されています。いつものTwitch/YouTubeでログインすれば、そのページをそのまま受け取って、自分の色に着せ替えできる公式ページにできます。
でも同接の“実数”はちゃんと増える
同接率が下がると聞くと「大きくても同接は少ない」と誤解しがちですが、同接の実数はむしろ登録者とともに増えます。
登録者99人以下:同接の中央値2人
登録者1,000〜9,999人:25人
登録者1万〜10万人:147人
登録者10万人以上:1,370人
つまり「登録者が多いのに同接が少ない」のは、あくまで比率(同接率)の話です。実数で見れば、登録者が多い配信者ほど、より多くの視聴者を同時に集めています。小規模な配信の同接が少ないのは、比率ではなく絶対数の問題です。
「1万登録で同接ひと桁」は活動者ではごく一部
SNSでは「登録者1万人超えでも同接10人以下のVTuberが増えている」という声もあります。これは本当でしょうか。
当サイトの現ライブ2,230人のうち、登録者1万人以上でライブ配信中だった153人を見ると、同接が10人以下だったのはわずか3%(4人)でした。つまり、活動を続けている配信者に限れば「1万登録で同接ひと桁」はごく例外です。
この現象が語られるのは、多くがショートや広告で登録者だけ伸ばし、ライブはほとんどしていない“休眠・幽霊”チャンネルを指しているためと考えられます。当サイトは活動が確認できたチャンネルを対象にしているため、そうした層は集計から外れています。
NOTE: 本記事の数値は2026年7月時点・当サイト掲載分のうち、集計時点でライブ配信中だった2,230人(フォロワー・登録者数が取得できたもの)の実測です。同接率は同接 ÷ 登録者で算出しています。単一時点のスナップショットであり、収集方法に由来する偏り(活動が確認できた人に限られる等)があります。引用の際は「FanLoop 発見調べ」と時点の明記をお願いします。
数字からわかること:同接率で自分を測る
このデータが示すのはこうです。
同接率は登録者が増えるほど下がる(6.45%→0.6%)。だから大手ほど「登録者の割に同接が少なく」見える
ただし同接の実数は登録者とともに増える。比率と実数を混同しない
「1万登録で同接ひと桁」は活動者では例外(3%)。多くは休眠チャンネルの話
自分の位置を測るなら、登録者数だけでなく同接率(同接 ÷ 登録者)も見ると実態がつかめます。ただし、同接率も同接も、そもそも配信が見つけられていなければ上がりません。見つかる導線はVTuber・配信者の探し方7選とFanLoop 発見にまとめています。
よくある質問
Q. 登録者数と同接数の比率(同接率)はどれくらいですか?
当サイトの現ライブ実測では、同接率の中央値は全体で2.33%でした。登録者99人以下では6.45%、100〜999人で1.96%、1,000〜9,999人で1.09%、1万〜10万人で0.60%と、規模が大きいほど下がります。
Q. 登録者が多いのに同接が少ないのはなぜですか?
登録者は過去の動画やショート、一度きりの視聴でも積み上がりますが、同接は「いま見に来るコアなファン」に限られます。規模が大きいほどライト層の比率が増えるため、登録者に対する同接の割合(同接率)は下がります。ただし同接の実数はむしろ増えます。
Q. 「1万登録なのに同接ひと桁」は本当に多いのですか?
活動を続けている配信者に限ると、登録者1万人以上で同接10人以下だったのは3%だけでした。この現象は主に、ショートや広告で登録者だけ伸ばしライブをほとんどしない休眠チャンネルを指していると考えられます。
Q. 登録者と同接、どちらを重視すべきですか?
収益や案件は同接・視聴の実数に左右されやすい一方、登録者は資産として積み上がります。目的次第ですが、いま見られているかを知るには同接、積み上げを見るには登録者と、両方を分けて見るのが実態に合います。
まとめ
同接率は登録者が増えるほど下がる。 99人以下で6.45%、1万〜10万人で0.60%
同接の実数はむしろ増える。 「登録者の割に少ない」のは比率の話
「1万登録で同接ひと桁」は活動者では3%。 多くは休眠チャンネルの話
測るなら同接率も見る。 ただし見つからなければ同接は上がらない
関連データは配信者の平均同接は何人?と登録者は何人からすごい?へどうぞ。
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AUTHOR
吉野有翔
FanLoop 代表
「広告に頼らない集客」をテーマに、紹介・口コミを仕組み化するツールFanLoopを開発・運営。配信者と店舗オーナーがファンの力で成長できる仕組みを追求している。