「個人勢VTuber 一覧」で検索すると、人気上位6人を並べたランキングや、登録者順のデータベースが出てきます。ただ、そこから知りたいことは人によって違います。母数はどのくらいなのか、個人勢と事務所所属でどれだけ差があるのか、条件を決めて自分の好みの人を探すにはどこを見ればいいのか。
当サイト(FanLoop 発見)はTwitchとYouTubeを横断してVTuber・配信者を収集していて、掲載しているVTuberは13,922人です。ここから実測できることをまとめます。特定の誰かを順位付けする記事ではありません。
個人勢VTuberは12,014人(掲載VTuberの86.3%)
事務所・グループへの所属が確認できるかどうかで分けた内訳です。
人数割合個人勢(所属が確認できない)12,014人86.3%事務所・グループ所属1,908人13.7%合計13,922人100%
ホロライブやにじさんじの印象が強いジャンルですが、実際に活動しているVTuberの7人に6人は個人勢です。所属が確認できる1,908人には、大手事務所だけでなく数人規模のユニットや個人グループも含まれています。
FanLoop 発見
あなたのチャンネル、実はもう載っているかもしれません。
FanLoopの発見サイトには、Twitch・YouTubeで活動中の配信者・VTuberが自動で掲載されています。いつものTwitch/YouTubeでログインすれば、そのページをそのまま受け取って、自分の色に着せ替えできる公式ページにできます。
個人勢と事務所所属で、規模は11.8倍違う
同じVTuberでも、所属の有無で規模はまるで違います。リーチ(Twitchフォロワー+YouTube登録者の合算)の中央値で比べたものです。
人数リーチ中央値個人勢12,010人938人事務所・グループ所属1,907人11,090人全体13,917人1,150人
中央値で11.8倍の差があります。事務所所属のVTuberは、デビュー時点で箱のファン層と宣伝力を受け取れるぶん、初速がまったく違います。この差が事務所所属を選ぶ最大の理由であり、逆に個人勢が「伸びない」と感じる構造的な原因でもあります。所属を選ぶかどうかの判断材料はVTuber個人勢か事務所所属かにまとめています。
ただし全体の中央値(1,150人)が個人勢の中央値(938人)に近いのは、母数の86.3%が個人勢だからです。「VTuberの標準的な規模」とは、実質的に個人勢の規模のことです。
個人勢の規模分布:1,000人以上は48.9%
個人勢12,010人を、リーチの段階で区切ったものです。
リーチ個人勢の人数個人勢に占める割合1,000人以上5,875人48.9%1万人以上1,534人12.8%10万人以上286人2.4%
個人勢のおよそ半数が1,000人以上に届いています。一方で1万人以上は12.8%、10万人以上は2.4%まで絞られます。「個人勢だから伸びない」わけではなく、1,000人までは多くの人が到達していて、そこから先で急速に絞られる構造です。
参考までに全VTuber(13,917人)で見ると、1,000人以上が53.3%、1万人以上が18.1%、10万人以上が5.5%でした。この差が、事務所所属の1,908人が押し上げている分です。
デビュー年:参入のピークは2021年、いまも年1,700人
活動開始年が確認できた13,922人の全内訳です。
活動開始年人数2026年(途中経過)849人2025年1,706人2024年1,675人2023年1,697人2022年1,799人2021年1,876人(ピーク)2020年1,311人2019年707人2018年634人2017年353人2016年以前1,315人
参入のピークは2021年ですが、注目したいのはその後です。2022年以降も年1,670〜1,800人のペースがほとんど落ちていません。2025年(1,706人)は2024年(1,675人)を上回っています。
「VTuberは飽和した」と語られますが、実測では新規参入は減っていません。減っていないまま総数が積み上がっているので、1人あたりが見つけてもらいにくくなっているというのが正確な状況です。市場の飽和論についてはVTuberは増えすぎ・飽和?で扱っています。
個人勢の一覧が見られるサイトの違い
「一覧」といっても、サイトによって並び方も収録範囲も違います。目的別に選ぶのが早いです。
見たいもの向いているサイト登録者数の多い順に並べて見たいユーザーローカルのバーチャルYouTuberランキング(個人勢カテゴリあり)名前や属性から網羅的に引きたいVTuber Post のデータベース人気投票の順位を見たいみんなのランキング等の投票サイトジャンル・ゲーム・時間帯などの条件で絞りたいFanLoop 発見
登録者順のランキングは、上位が固定されやすいという性質があります。数千人〜1万人規模の個人勢を探したい場合、ランキングを下にスクロールしていくよりも、条件で絞れる仕組みを使うほうが早く着きます。
当サイトが条件で絞れるのは、収集したVTuberと配信者にジャンル・ゲーム・配信フォーマット・活動時間帯のタグを付けているためです。掲載全体(VTuber以外の配信者を含む88,272人)で見ると、配信フォーマットのタグは「初見歓迎」が15,408件、「参加型」が9,681件、活動時間帯は「朝活」が8,334件、「深夜」が17,670件ありました。
条件で絞って探すときの実際
新人を見つけたい、自分の好きなゲームを配信している人を見つけたい、といった目的別の具体的な手順はVTuber・配信者の探し方7選にまとめています。この記事では条件の立て方だけ触れておきます。
ゲームから入る。 特定タイトルの配信者を並べると、規模の小さい人まで一度に見えます
時間帯で絞る。 自分が見られる時間に配信している人でないと、結局そのうち見なくなります
規模で絞る。 リーチ1,000人前後は個人勢の中央値付近で、コメントが拾われやすい規模です
切り抜きからさかのぼる。 面白い切り抜きの元配信をたどるのが、一覧を眺めるより当たりが多い方法です
NOTE: 数値は2026年9月5日時点、当サイト掲載分のうちVTuberに分類される13,922人の実測です(休止扱い・切り抜き師を除く全件を走査)。「個人勢」は事務所・グループへの所属が確認できないものを指し、所属が未取得なだけの人を含む可能性があります。リーチはTwitchフォロワーとYouTube登録者の合算で、両方で活動している人は合算されます。当サイトはTwitchとYouTubeの日本語圏を対象としており、他の配信アプリ中心で活動するVライバーは含みません。引用の際は「FanLoop 発見調べ」と時点の明記をお願いします。
数字からわかること
活動しているVTuberの86.3%は個人勢。 大手事務所の印象とは実態が違う
個人勢と所属の中央値差は11.8倍。 初速の差は構造的なもので、努力の差ではない
個人勢の48.9%が1,000人以上。 そこから1万人(12.8%)で急に絞られる
新規参入は減っていない。 2022年以降も年1,670〜1,800人が続いている
自分が個人勢として見つけてもらう側の場合、この分布が示しているのは「1,000人までは多くの人が届く」ということです。伸ばし方はVTuber個人勢が伸びない原因と伸ばし方に、発見面に自分を載せる方法はFanLoop 発見にまとめています。
よくある質問
Q. 個人勢VTuberは何人いますか?
当サイトが掲載するVTuber 13,922人のうち、事務所・グループへの所属が確認できないのは12,014人で、全体の86.3%でした。ただしこれはTwitchとYouTubeで活動が確認できた分の数字で、他の配信アプリ中心のVライバーは含みません。
Q. 個人勢VTuberの平均的な登録者数は?
リーチ(Twitchフォロワー+YouTube登録者)の中央値は938人でした。事務所所属の中央値11,090人とは11.8倍の差があります。個人勢の48.9%が1,000人以上、12.8%が1万人以上、2.4%が10万人以上です。
Q. 個人勢VTuberの一覧はどこで見られますか?
登録者順に見たいならユーザーローカルのランキング、網羅的に引きたいならVTuber Postのデータベースが向いています。ジャンル・ゲーム・活動時間帯などの条件で絞りたい場合はFanLoop 発見から探せます。
Q. 個人勢と事務所所属はどちらが有利ですか?
規模の初速では事務所所属が圧倒的です(中央値で11.8倍)。ただし収益の取り分、活動の自由度、契約の制約という別の軸があるため、規模だけでは決まりません。比較はVTuber個人勢か事務所所属かにまとめています。
Q. 新人の個人勢VTuberを探すには?
活動開始が2025年以降のVTuberは当サイト掲載分だけで2,555人います。Xの「#新人Vtuber」「#Vtuber準備中」を最新順で追う方法と、発見サイトで活動開始が新しい順に絞る方法が実用的です。詳しい手順はVTuber・配信者の探し方7選にあります。
Q. VTuberは飽和していますか?
新規参入は2021年(1,876人)をピークにしていますが、2022年以降も年1,670〜1,800人が続いており、減っていません。総数が積み上がる一方で参入が続いているため、飽和というより「見つけてもらいにくくなっている」状況です。
まとめ
個人勢VTuberは12,014人で、掲載VTuberの86.3%。 7人に6人が個人勢
リーチ中央値は個人勢938人・所属11,090人で11.8倍の差。 初速の差は構造的なもの
個人勢の48.9%が1,000人以上、1万人以上は12.8%。 1,000人までは多くが届く
参入のピークは2021年だが、いまも年1,700人前後で減っていない
一覧は目的で選ぶ。 登録者順ならランキングサイト、条件で絞るなら発見サイト
探し方の具体的な手順はVTuber・配信者の探し方7選、VTuber全体の人口データはVTuberは何人いる?へどうぞ。
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AUTHOR
吉野有翔
FanLoop 代表
「広告に頼らない集客」をテーマに、紹介・口コミを仕組み化するツールFanLoopを開発・運営。配信者と店舗オーナーがファンの力で成長できる仕組みを追求している。