一人で回している治療院にとって、集客は永遠の悩みです。
施術しながらホームページを更新して、Googleの口コミに返信して、チラシの効果を考えて……正直、集客のために使える時間なんてほとんどない。
でも、紹介だけは違います。紹介は「患者さんが集客してくれる」仕組み。一人治療院こそ、紹介をちゃんと仕組み化する価値があります。
月5人の新規を紹介で安定的に得るために、何をすればいいか。具体的に話します。
まず前提:紹介は「腕が良ければ自然に起きる」ものではない
「腕さえ良ければ、患者さんが勝手に紹介してくれるはず」
多くの先生がこう思っています。でも、これは半分正しくて、半分間違いです。
腕が良いことは大前提。でもそれだけでは、紹介は「たまに起きるラッキー」にしかなりません。紹介が起きない理由は、患者さんに「悪意」があるわけじゃない。単純に「紹介の仕組みがないから」です。
紹介したいと思っても、やり方がわからない。紹介した自分にメリットがあるのかわからない。そもそも紹介プログラムがあることを知らない。——この3つが原因です。
だから必要なのは、精神論じゃなくて仕組みです。
ステップ1:「紹介した人にも」得する特典を決める
紹介プログラムでありがちな失敗が、「紹介された側だけお得」パターン。
「お知り合いのご紹介で、ご紹介された方は初回1,000円OFF!」
……で、紹介した私には? 何もないの?
紹介って、ちょっとした労力なんです。知り合いに「あの治療院いいよ」と言って、リンクを送って、場合によっては「本当に良かった?」と聞かれる。その手間に対する感謝が何もないと、わざわざやらないのが人間です。
紹介した人にも、された人にも、両方特典がある「W特典」にする。 これが基本です。
例えば:
紹介した人 → 次回施術500円OFF
紹介された人 → 初回施術1,000円OFF
金額は大きくなくていい。「ちゃんとお礼がある」ということが伝わればOKです。
ステップ2:先生が声をかけなくても紹介が起きる導線を作る
一人治療院の先生で「紹介をお願いするのが苦手」という方は多いです。患者さんとの信頼関係を大切にしているからこそ、営業っぽいことはしたくない。
だから、仕組みに任せます。
待合室・施術スペースにPOPを置く。 患者さんが施術前後に目にする場所です。「ご紹介でW特典」と書いてあるPOPが視界に入れば、それだけで認知される。先生から何も言わなくていい。
施術後のLINEに紹介リンクを添える。 「本日はありがとうございました。次回は○日頃をおすすめします」のメッセージに、さりげなく紹介リンクを添える。「もし周りに身体でお困りの方がいらっしゃいましたら」の一文だけ。
Googleの口コミ返信に紹介プログラムの存在を書く。 口コミをくれた患者さんへの返信に、紹介プログラムの案内をさりげなく添える。口コミを見て来院を検討している人にも、紹介経由の導線を知ってもらえる。
どれも、一度セットすればあとは自動で回る仕組みです。
ステップ3:紹介してくれた患者さんにお礼を伝える
これ、地味だけど非常に大事です。
紹介が成立したら、紹介者に「○○さんのご紹介で△△さんが来てくださいました。ありがとうございます」と伝える。LINEでもいいし、次回来院時に直接伝えてもいい。
人は「感謝された」経験があると、また同じ行動をしたくなります。紹介してくれた患者さんは「また紹介しよう」と思うし、紹介された側も「紹介した人が喜んでくれた」と知って院への好感度が上がる。
紹介の好循環は、この「ありがとう」のフィードバックから始まります。
月5人の紹介は現実的な数字か
月の来院が50人の治療院なら、紹介率10%で月5人です。50人のうち5人が、たった一人ずつ知り合いを連れてくる。
紹介プログラムの存在を知っていて、特典が明確で、リンクを送るだけで紹介できる状態。この3つが揃っていれば、10%という数字は十分に現実的です。
治療院選びで重視される項目は「友人や家族からの紹介」が7割を占めるという調査データもあります。患者さんは紹介したくないわけじゃない。紹介できる状態になっていないだけです。
まとめ
一人治療院が紹介で月5人を目指すためにやること:
W特典を設定する(紹介者にも被紹介者にもメリット)
声かけなしで紹介が起きる導線を作る(POP・LINE・口コミ返信)
紹介してくれた人にお礼を伝える(好循環の起点)
大きな広告費もいらない。毎日チラシを配る時間もいらない。一度仕組みを作ったら、あとは患者さんが勝手に動いてくれます。
一人治療院だからこそ、患者さんとの距離が近い。施術を通じた信頼関係が深い。その「近さ」と「深さ」が、紹介という仕組みと一番相性がいいんです。
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